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海外留学の意義

以前にも現代の留学スタイルについて書かせて頂いたのですが、

今般は補足説明を含めて、改めて海外に住んで勉強することの

意義を掘り下げていきたいと思います。














留学の目的は十人十色で、語学であったり、アートやダンス、音楽や芝居等々

学ぶことは人によって千差万別です。

小生がスペインに住んでいた頃は、フラメンコやサッカー、絵画、料理、陶器等、

異なる分野での目的を持って留学していた日本人が沢山おりました。

 

現代の留学生活では20数年前と比較し、

スマホの世界的な普及が著しく変わった要素であると思います。

パソコンも然りですが、ITツールがあればLINE等で

日本の家族や友人と容易に電話やメールが出来、

動画配信サイトで日本のドラマやバラエティー番組を見ることも可能です。

 

日本の家族にとっては、時差を加味しても、

いつでも気軽に無料で連絡が取れることは安心感に繋がります。

この利便性の高さはITグローバルが成せる革新的なテクノロジーですよね。

 

では、留学のメリットとは何でしょうか。

語学等の分野でのスキルを伸ばすことが大命題と思いますが、

下記の様にそれ以外に学べることも多いと存じます。

 

<サバイバル能力>

ご周知の通り、海外諸国は日本の様に治安が良い国ばかりではございません。

自分の身は自分で守らなければいけない場面も

常に心の片隅で覚悟しておく準備が必要になるケースもございます。

郷に入っては郷に従えと言いますが、想定外の事態に遭遇した時に

一人でも乗り切れる程のサバイバル能力を養えることは

海外生活を送る上での大きなメリットとなると思います。

 

<自身で考える力>

上述のサバイバル能力と共通致しますが、

一つ一つの場面でどう行動するかの決断能力が必ず必要になります。

これは日本国内にいても然りですが、言語面や文化面で異なる海外となると

より一層の判断能力が必須となります。

自分自身で考える思考習慣は日本国内にいる時よりも

自然に、必然的に、強く、培われていくのではないでしょうか。

 

<治安>

日本人が一番心配になる点だと思います。

確かに海外諸国は日本ほど治安は芳しくはございませんので、

留学に送り出すご家族の方々が最も気を揉む点ですね。

只、治安は国によっても異なりますし、都市によっても大きな差が生じます。

ニューヨークやロンドン、パリ、ローマ、シドニー、北京、ソウルといった世界的大都市は

留学生にとってはやはり憧れの場所であり、留学先として常に高い人気を誇ります。

人口が多い都市では、スリや置き引き、強奪といった犯罪を筆頭に

テロが発生する危険性も無きにしも非ずです。

都会に住みたい気持ちは特に若い年代にとっては避けられないかもしれませんが、

角度を変えて郊外や田舎に住むという選択肢も大いに有益かと思います。

この点に関しては次の項目でもお伝えさせて頂きます。

 

<日本人が少ない環境>

語学力の向上に焦点を当てる場合、その言語にひたすら浸かるという生活環境が

向上速度に多大な影響を与えることは間違いございません。

毎日寝ても覚めても、学校や買い物等何をするにしても、

常にその言語でコミュニケーションを取るしかない環境に身を置くことは肝要です。

大都市では沢山の人との出会いがあり、飲食店やショッピング等々

刺激が盛り沢山ですが、日本人との出会いも多いのが現状です。

言わずもがな、留学先で日本人と過ごす時間が長ければ語学面ではプラスとは言えません。

ホームシックや日本人と話す安心感で

日本人と過ごす時間が長くなる留学生は多く、

それが語学習得の弊害になることも極力視野に入れる必要があると思います。

疲れた日に部屋でスマホやパソコンで日本に触れることは癒しになりますが、

実際に関わる人が外国人より日本人が多い日常生活になってしまっては

留学の意味が薄れてしまう可能性もございます。

又、前述の治安の面でも、大都市よりも郊外や田舎で暮らした方が

犯罪に遭遇する可能性を減らすためのリスクヘッジと成り得ます。

日本人が少ない環境に敢えて身を置くことで海外の文化をより一層知れたり、

離れて見る日本に関しても必然的に考える意識が生まれるのではないでしょうか。

 

<寛大さ>

海外留学で学べることは決して語学やアート、料理、芸術等の面のみではございません。

日本の価値観とは違う、自分の感性とは異なる、ある種カルチャーショックの様な

自身にはなかった考え方に触れることも大きなメリットと考えます。

それが人間性の振り幅の広さに繋がり、

寛容な対人スタンスを構築することに至る可能性があると思います。

海外生活では意外性が伴うことは間違いなく、その違いに戸惑いながらも慣れていく中で

いつの間にか「ちょっとしたことでは動じない自分」が出来上がっているかもしれません。

 


 







とどのつまり、海外生活で得られるものは非常に多く、

人間性に有益な影響を及ぼす一方で

「極力その国の文化や人と触れ合う」ことから意思が逸れてしまうと

「海外で日本人と遊んでいた」ことに成り得る諸刃の剣だと思います。

 

「海外と正面から向き合い、現地と触れ合い、体感する」ことが

公私共にいい方向に作用すると確信しております。






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