スキップしてメイン コンテンツに移動

『イタリア人と日本人』の真ん中

イタリアやスペイン等のラテン諸国の人達の国民性は日本のそれと大きく異なります。

先日、弊社の登録翻訳者様と話していた時に、
「日本人とイタリア人の真ん中ぐらいが丁度いいかもしれない。」と
仰っておりました。
その方は日本人ですがミラノ生まれミラノ育ちで、
大学から日本に住んでおります。 

小生もスペインに約4年間住んでおりましたので
ラテン系の国民性を体感したことがある為、
その方の上記の言葉には心底同調致しました。
 
特筆させて頂きたい経験としては、アパートの水道修理を業者に頼んだ際に
余裕たっぷりで「2週間後位に直しに行くよ。」と言われました。
日本では、当日乃至翌日に来てくれるのが通常の流れだと思いますが、
文化の相違には大きな意外性が伴います。
 
又、マドリードの裁判所で通訳をさせて頂いた際には、
13時開廷の手筈だったのですが、担当検事がランチに出てしまったとのことで
2時間程の待機となったこともございます。
民間の業者なら百歩譲って「郷に入れば郷に従え」に準拠し、
カルチャーショックを飲み込み、なんとか譲歩出来るのですが
流石に行政機関となると呆然以外の感情はありませんでした。
後日友人と話した際の笑いのトピックにさせて頂きました(笑)。

そういった国民性ですが、
日本からみて非常に取り入れる価値のある点も多々ございます。

イタリアもスペインも往々にして大らかで楽観的な方が多く、
ストレスが比較的少ない文化です。
家族や友人、恋人との時間を大切にする傾向が非常に強いので、
陽気な人が多いのではないでしょうか。

話すことが好きで感情表現が豊かな点も魅力的だと思います。
「話さなければ分からない。」「言わなければ伝わらない。」という
DNAが刻み込まれている様に感じます。
結果的に、対人関係に於いての誤解が減ることが多くなり、
負の感情を溜めて爆発するケースが少なくなります。




一方で、日本の国民性は感情が機微で
他人の気持ちを忖度する絶対的な良さがあります。
この思いやりの精神は世界中で絶賛されています。

公共の場所でゴミをむやみやたらに捨てない社会性の高さや
日本で財布を落としたら誰かが拾ってくれて自分に返ってくる可能性がある
優しさは他の多くの国ではあり得ないとよく聞きます。

又、真面目な人が多く、勤労な点は間違いなく世界トップレベルです。 
職人気質が強く、チームワークを重んじる組織力の高さは
ハード及びソフト両コンテンツに於いての突出した技術力の源となり、
世界有数の経済大国に成り得た理由の一つです。



只、自己犠牲の精神が過度になる場合もあり
物事や人間関係を邪推しマイナスの出来事が起こってしまうことがある為、
ユニークな着眼や発想を抑えてしまいがちな社会的独自性の脆弱さは
時によっては息が詰まる状況に発展してしまうかもしれません。

イタリア人のコミュニケーション力の豊かさや愛情深さ、
『Life is beautiful』のスピリットを尊敬しています。
只、小生は日本人ですのであの大らか過ぎる感性を持つことは憚れます。

日本もイタリアも共に素晴らしい国であることに異論はないと思います。
 
国民性はあくまでも傾向であり、
関わるその国の人によって印象を大きく左右するシーソーです。
国籍問わず、どんな人にも個性から成る一人一人の長所と短所があります。

一長一短は誰しもが持っている要素ですが、
国の枠に縛られず、自分の中に取り込む価値があると感じることは
取り入れた方がより良い自分に至ることに成り得ます。

なんでもかんでも一本気に固執するよりは
状況によっては変わる柔軟性を持った方が有益だと確信しております。

成長ありきのこれからを過ごしていきたいと思います。
 
  


株会社ゼファートランスレーション
代表取締役 田岡 悠一

【事業内容】
■ 翻訳・通訳 
■ 海外現地通訳 
■ 翻訳済み文書のネイティブチェック及び校正■ 映像及び音声翻訳

〒516-0221
三重県度会郡南伊勢町宿浦1183番地
TEL&FAX:0599-69-3737

翻訳・通訳のことならお問い合わせくださいませ。
HPhttp://www.zephyr-translation.com/


コメント

このブログの人気の投稿

HP英語版の完全復旧

一部不具合が生じていた弊社HPの英語版の全ページが閲覧可能となりました。     株式会社ゼファートランスレーション 代表取締役 田岡 悠一 【事業内容】 ■ 翻訳・通訳  ■ 海外現地通訳  ■ 翻訳済み文書のネイティブチェック及び校正 ■ 映像及び音声翻訳 〒516-0221 三重県度会郡南伊勢町宿浦1183番地 TEL&FAX:0599-69-3737 通訳・翻訳会社 HP : http://www.zephyr-translation.co.jp/

「たられば歓迎」の考え方 ~Road to the new You~

「後悔先に立たず」という言葉がございますが、 ご周知の通り、何かネガティブなことが起こり、後から色々思うことがあったとしても 取り返しのつかない状態になっていることを意味する言葉です。 それがまごうとこなき現実ですが、着眼点を変えて後ろ向きな印象が色濃いことに 意図的に焦点を置いて考えてみました。   そう考えた理由は「後悔」と「向上」は表裏一体であると考えるからです。 悔やんでも好転しない状況ばかりを嘆くよりは 何故後悔しているのか、どうして失敗したのかの経緯と原因を俯瞰視し、 その反省材料を次に活かすことで自身の成長に繋がると確信しております。   「あの時ああしていたら失敗しなかったかもしれない」 「こう言えば・こうすれば良かったのかもしれない」 といった具合に過去を出来る限り客観的に遡及し、 「次は違うやり方を講じよう」と同じ轍を踏まない予防線にアンテナを張ることが レベルが上がった自分に出会える入口になると日々思っております。 「たられば」だけでくよくよしているだけでは未来の成功への糸口にはなりませんが、 「たられば」から派生する向上材料を出来る限りアイデアとして頭の中にストックし、 言動と行動に於いて違うアプローチを試みることで 今度はうまくいくかもしれないと期待感を抱いた方が 心が必然的にわくわくしてくるものだと思います。   何をどうするかは個人の選択の連続で、且つアプローチは千差万別ですが、 少ない選択肢に凝り固まるよりは他のインスピレーションを自己的に受容することで 仕事人としても人間としても幅が広がるきっかけに成り得ると思います。   柔軟性を持って臨機応変に常に生きていくことは非常にむずかしいことと存じますが、 極力意識的にそういう自分でありたいと思う気持ちを持つことこそが 既に上のステップに向かっている証なのではないでしょうか。   「後悔」という気持ちは度合いによっては 「満身創痍」の意味合いも兼ねるケースもあるかもしれませんが、 「向上」は「日進月歩」というベレルアップの軌跡を歩んでいると強く思います。   そういった気持ちを胸に今後も粉骨砕身で日々の業務に邁進して参ります。   【事業内容】

新境地 ~YouTube撮影~

先日、初めてYouTubeの動画を撮影致しました。 メキシコ人とのスペイン語対談だったのですが、 「メキシコと日本の文化の違い」をテーマに三重県伊勢市の音楽スタジオにて 2時間程の撮影を行いました。 YouTubeの動画は5分~10分の尺が丁度気軽に見易い時間の為、 下記の5つのカテゴリーに分け、 各カテゴリー別でひとつの撮影が終わる毎に、カットを挟みつつトークを展開致しました。 1.    食文化の違い (メキシコ料理の魅力とメキシコ人の日本の料理に対する印象) 2.    気候 (暑さや寒さ、夏の湿度、雪、北部・中部・南部での気温の違い) 3.    国民性 (陽気、真面目、勤勉、等々) 4.    経済 (日本との貿易関係、食材の輸出入、カンクンやメキシコシティー等の観光資源) 5.    その他の文化の違い (大まかな文化面での相違点) メキシコと日本は大きく異なっているイメージをお持ちの方々が多いと思いますが、 日本人と共通する部分が多く、親近感を感じる国です。 又、往々にしてメキシコ人は親日家の為、 概ね相思相愛であると言っても過言ではないかもしれません。 日本人が持っているメキシコ人に関してのイメージの中にある パーティーや音楽が好きな陽気な国民性であることは間違いございませんが、 真面目で勤勉な人間性の部分も強く、 小生が今般対談したメキシコ人の友人も上記に然りです。 初めてのYouTube撮影ということで、最初は緊張したのですが、 「こうゆうことも楽しいな。」と充実感や達成感を味わえる有益な仕事でした。 又、対談相手が約10年来の友人の為、時間の経過と共に緊張感が薄れていき、 徐々にリラックスして話すことが出来ました。 MCの役割として、質問や話題を振りながら、 話してくれる内容に返答し、同時に次の質問を考えることで 脳をフル回転させる必要はありましたが、 なかなか経験出来ることではございませんので、 新鮮さを感じ、自分なりの新境地を開拓出来たような感覚になり嬉しかったです。 これから動画編集ソフトを使い、スペイン語を日本語に翻訳し、 字幕を付ける作業に移ります。 第二弾として、夏までにオランダ人との英語対談を予定しております。 テーマは主に「オランダと日